はらぺこ in 露西

2008年8月、モスクワとサンクトペテルブルクの2都を旅した記録です.

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西の見どころ

観光名所の写真です.

モスクワ


ご存じ モスクワの中心 赤の広場

右に見えるのは、かの有名なクレムリン

左に見える派手な教会は、
ワシリー寺院


この日は雨天で空が薄暗く、いい写真が全然撮れませんでした。 ISOを上げたら、ザラザラの写真ばかり…

晴れた日のワシリー寺院は、さぞキレイだったろうな〜 


ワシリー寺院に近寄ってみる。 

1560年にイワン雷帝がモンゴル戦勝記念に作らせた聖堂で、正式には
ポクロフスキー聖堂という。

色や造形は忘れがたい美しさ。

イワン雷帝は、このような美しい建物が二度とできないよう、設計者の眼をくりぬいてしまったというおぞましい伝説がある。


手前の青銅像はミーニンとポジャルスキーという英雄たちの像。

眼をくりぬこうとしている像ではありません
(^_^;) コワすぎ…





こちらはモスクワ郊外にある トロイツェ・セルギエフ大修道院。

そのシンボルでもある ウスペンスキー大聖堂は、イワン雷帝の命により建てられ、1585年に完成した建造物。

ロシア正教のシンボルである
タマネギ型の屋根

青と金の配色もオサレ。



こちらは金ピカが青空に映えるトロイツキー聖堂

ロシアは派手な色彩、金ピカの建物がやたら多い。

暗く長い冬を少しでも彩るためでしょうか?



サンクトペテルブルク


帝政ロシアの首都 サンクトペテルブルク

昔の名前は レニングラード。 


1703年にピョートル大帝によって遷都されたこの都市は、

ヨーロッパで最も美しい町のひとつと言われている。

街はネヴァ川とつなぐ運河が張りめぐらされ、北のベニスとも呼ばれているそうです。


運河の先に見えるのは 血の上の救世主教会



血の上の救世主教会

教会の名前の由来は、皇帝アレクサンドル2世が1881年にこの地で暗殺された場所に建っているから。

純ロシア風のこの美しい教会は、父の死を悼む息子のアレクサンドル3世によって1907年に建立されたという。

タマネギ型の屋根がモスクワの聖ワシリー寺院と似てますが、建造された時代は350年ほど後になります。


血の上の救世主教会は内部も美しい〜!

天井から壁までが精緻なモザイク画が描かれている。

これがすべてモザイクとは到底信じられない。


柱と天井を見上げたところ。

モザイクの一片一片が見える。

モザイクを貼り付ける作業をした人は首が痛くならなかったんでしょうか?  (^_^;)



芸術の都


サンクトペテルブルクと言えば、偉大な芸術家を多数輩出した芸術の都

そこかしこに由緒ある建造物が建ち並び、街全体にゲージュツの香りが漂う。

こちらの建物は、世界に名だたる サンクトペテルブルク交響楽団 の大ホール。


せっかくサンクトペテルブルクに来たからには、マリインスキー劇場でバレーかオペラでもみたいな〜!

と思ったけど、高嶺の花。



← 代わりに、ミュージカル・ コメディ劇場というところでバレーを鑑賞。

小さな劇場だけど、クラシカルな造り。


この日の演目は「白鳥の湖」

バレエを鑑賞するのは中学生以来。
中学生のとき、情操教育と称して『キエフバレエ団仙台公演』の「コッペリア」を見に連れて行かれましたが、私はS席で爆睡しました (^_^;)

小劇場のライブは臨場感が素晴らしい。

音楽はもちろん生オケ。

バレリーナの筋肉の動きや息づかい、トウシューズの音を直に感じることができ、予想以上に満足だった。


ナショナリズムに目覚めた出来事

上演中はもちろん撮影は禁止。
ところがところが! 日本の隣国(2008年にオリンピックがあった国)からの観光客たちは、
フラッシュをバシバシ光らせて、上演中に熱心に写真撮影!!
世界中、どこで会っても実にたくましい民族だけど、さすがにこの傍若無人ぶりに参った。
日本人と間違われなきゃいいな〜と切に願った。
これも一種のナショナリズム?  (-_-;)



芸術家の墓

芸術ついでに…

ここがサンクトペテルブルクにある チャイコフスキーの墓

この人のおかげであの名曲が聴けると思うと、お墓に向かって「ありがとうございます」と言いたくなる。 


ついでに…

文豪 ドストエフスキーの墓

この人のおかげで…

って言いたいけど、「罪と罰」も「カラマーゾフの兄弟」も読破できませんでした。

精神が未熟だったせいだと思うので、もう少しオトナになってから読みます (^_^;



美術の殿堂 - エルミタージュ美術館


お次は美術。 

こちらは世界4大美術館のひとつエルミタージュ美術館

エカテリーナ2世によって美術館としての礎が築かれた。



入館待ちの長蛇の列  

←こちらはロシア人用入口の行列。 外国人用は別にあります。
 入館するだけでも一苦労。 
 ちなみに、我々は予約で入りました。


内部もごった返していて、歩くこともままならぬほどの混雑ぶり!

ダ・ヴィンチ、 ラファエロ、 ミケランジェロ、 ルーベンス、 レンブラント、 エル・グレコ、 ベラスケス、 ゴヤ、 セザンヌ、 ルノワール、 ゴーギャン などの絵画がずらり。 大興奮!

ここは世界屈指の巨大美術館
(収蔵美術品300万点、展示室を全部歩くと20km)。

見学時間2時間でどうやって見ろと? 
(T_T)  フラストレーションたまる…


撮影料を払えば、館内も撮影可です。

名画コレクションのみならず、宮殿としての内装も見事。

こちらはきらびやかな紋章の間




右を向いても、左を向いても、ため息が出るほどプライスレスな収蔵品

絵画、美術品、宝飾品…あらゆる種類のお宝が収集されている。

ヨーロッパの王家が保有する財宝は、徳川財宝の比じゃないと思う。




エルミタージュ美術館前の宮殿広場

すり減った石畳に歴史を感じる。



宮殿巡り


ピョートル大帝の夏の宮殿 

サンクトペテルブルクから30kmほど離れたフィンランド湾に面する宮殿。

見事な噴水だらけの宮殿。 

何がスゴイって、噴水はポンプなどを使わず、地形の高低差だけで自噴しているというところ。


こういうオネエさん、旅行すると必ず一人くらい出合う。 

落ちないようにね (^_^;)



エカテリーナ宮殿

ピョートル大帝の王妃、エカテリーナ1世のために立てられた宮殿。

ヴェルサイユ宮殿のようなバロック様式の建築物。

有名な琥珀の間や、大黒屋光太夫がエカテリーナ2世に謁見した大広間などがある。







そうそう、琥珀といえば…
ロシアは琥珀が有名

私の興味は虫入り琥珀!

日本よりはるかに安いし、種類も豊富なので、ひとつお土産に…と思ったけど、もう一人の冷静な自分が

「どこに飾るつもりやねん! また過ちを繰り返す気か!」

とツッコミを入れてくれたおかげで我に返った。

ワタクシ、過去の海外旅行で、月給相当の"役に立たないもの"を衝動買いした前科があるんです。 
オホホホ… A^o^; 



その他




サンクトペテルブルクの中心を流れるネヴァ川

左はペトロパヴロフスク要塞。
右は日露戦争時の巡洋艦オーロラ号。


ネヴァ川の夜景

ネヴァ川には幾多の美しい跳ね橋がかかる。

船の航行のため、深夜2時ごろから5時頃まで跳ね橋が上がります。
その時間を狙って起きたつもりが、5時10分。  跳ね橋は閉じてました。 (T_T)



最後におまけの巨大レーニン像

周囲を歩く人と比べると、どれだけ巨大さがおわかりいただけるかと思います。


共産主義国家であったことを想起させる遺物。

レーニンさんは今のロシアを見て、何と言うのでしょうか?


予想1: 共産主義の理想を粉々にしおって!

予想2: やっぱ空理空論だったぁ?

予想3: へ〜い、そこの君〜!ノッテルか〜い?





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